それでは、我々一般人が競売物件の購入を思い立ったとしましょう。しかしいくら公示が為されるとはいっても、まだまだ一般の人には敷居が高いのが競売です。

仙台 競売

これまで、競売物件の入札は、指定された日時に裁判所に出向き、所定の手続きをおこなうというもので、現場には、価格を仕切るプロなどがいたりしました。しかも指定日は平日の一日であり、一般の人たちはなかなか足を運びにくく、入札風景とは非常に閉鎖的なものでした。また、裁判所の執行官がとりおこなう調査の権限も範囲が狭いもので、物件の状況が不透明であったともいえます。

落札後の手続き(不動産) - くらしの情報 / 東松島市公式WEBサイト

そのような状況下で、落札価格は相場の半額以下などというケースもありました。言葉は悪いですが、あまりにも低額に抑えられているような状況は、特定の人たちのみが得をするような後ろ暗い雰囲気が漂っていました。
しかし、平成16年の法改正で、そういった部分はずいぶんと改善されました。裁判所の調査権限を大きく広げ、その力を強化するとともに、入札日を一日だけと限定せず、約一週間前後の期間を事前に定め、公示することになりました。我々一般の人間も、その公示期間中に、競売物件をじっくりと検討し、その上で納得して入札できるようになりました。

福島県相馬市 東日本大震災による災害情報

その結果、おおやけの状態で、入札に参加することができるようになり、入札に参加した人たちすべてが、平等な形で裁判所によって選択されるようになりました。落札者には裁判所から、直接連絡が届きますので、いわゆる価格を仕切るプロのような第三者が介入する余地はほぼ無くなりました。これは非常に大きな進歩です。
落札後についても、不法占拠者への対策なども事前に講じられたため、居座りなどの被害に合うことも少なくなり、落札者は正当な権利を得られるようになったのです。